小選挙区制

小選挙区制は大政党に有利だとよく言われる。例えば、A党、B党、C党があって、有権者は皆いずれかの党を支持していて、その支持率は全選挙区皆同じで、A党∶50%、B党∶30%、C党∶20%だとして、投票率が100%だったら明らかにA党の一人勝ちである。
⚪けれども現実は大きく違っている。直近のNHK世論調査自民党の支持率は30.8%である。他党を大きく引き離してはいるが、支持政党無しが40.4%もある。こういう状況では、風向き次第で何が起こるか分からない。
首長選挙は定員1だから小選挙区制と同じだが、タレントなどの人気者が一人で票をかっさらって当選ということが起こる。昨年の東京都知事選でそれに近い事が起こった。
⚪弱小政党は当然、小選挙区制には反対だろうと思うが、それぞれの選挙区に合ったタレント性のある候補者を立てて戦えば勝機はあると思う。自分としてはあまりそういうのは好きではないが、一党独裁みたいなのよりかはマシじゃないかという気がする。