セクハラその四

⚪「女性は3人以上の子どもを産み育ててほしい」と発言した国会議員が「とんでもない究極のセクハラ発言だ。女性を人格としてではなく、“子どもを生む機械”と発言した大臣がいたが、それと同じ発想で断じて許されない」と厳しい批判を受けた。
⚪男女を問わず、国会議員からそのような事を言われる筋合いはないと不快に思う人もいるのではないかとは思うが、同時にこれがセクハラといえるのかなと少し疑問をもった。何しろセクハラは難しい。
⚪子どもを産むのはもちろん女性だが、問題は人間を人間としてではなく、労働力としてしか見ていないのではないかと思われる所にあるように思う。セクハラよりも深刻な差別意識が潜んでいる。
⚪企業は労働者を牛馬か機械器具のようにしか見ていない。だから人手が足りないときは、外国人を雇おうとする。けれどもそれは期限が来れば帰ってくれという実に身勝手なものである。セクハラには過敏な人達も外国労働者の人格には関心が薄いような気がする。