カジノについて

⚪カジノと言えば直ちにラスベガスが思い浮かぶ。そして不夜城、享楽の街、更にはギャングといったところである。健全なイメージではない。とは言えそうしたものが好きだという人が少なくないのも確かである。
⚪しかし我が国では賭博は刑法で禁止されている。とは言え実際には競馬などの公営賭博があり、更にはパチンコなどの賭博のようなものも盛んだ。刑法の賭博禁止規定は有名無実のような現実である。
⚪そんな中、我が国にもカジノをという声が高まっていて、既に法整備も行われている。取り分け大阪は知事も市長も熱心なカジノ推進派だから、着々とカジノ実現に歩を進めている。当然反対の声は上がっているが、万博開催などの地ならしも進んでいる。
⚪反対派が問題にするのは第一に依存症である。だが我が国には既に多くの賭博が行われているので、新たにカジノが出来たからと言って依存症が激増するかは少々疑問である。カジノに限らず人は様々な事にのめり込んで身を滅ぼす。それは無くならない。とは言えカジノが危ういものであることは確かである。そんなものを国や自治体が莫大な金を掛けて導入しようとしているのである。その目的は「経済効果」だというのだ。何だか「経済依存症」のように思えるのだが。