独裁者

⚪独裁者と言えば先ずスターリンヒトラーといった名前が思い浮かぶが、そういった文字通りの独裁者でなくても同様の人格を備えた政治家は少なくない。その代表格がアメリカのトランプ大統領である。独裁者は自信過剰で他人の意見を聞かない。
⚪また独裁者は自分が見えていない。そして周囲に気を配らない。その結果突然失脚する。例えばルーマニアチャウシェスクは失脚の直前まで民衆に向かって演説をしていた。本能寺の変に倒れた織田信長にも同じものを感じる。
⚪独裁者は有能な訳ではない。ただ自信に満ちているので周囲がそれを有能だと見誤ってしまうのである。織田信長も朝倉攻めで情勢を読み誤って窮地に陥った事がある。独裁者には程遠いかも知れないが、大阪の橋下徹も独裁者タイプである。彼も周囲の反対を押しきって府庁移転を進めたが、結果は大失敗だった。大阪都も橋下の独断専行だがこれも失敗である。
⚪独裁者は上手くいかない場合でも誤りを認めない。そして懲りない。多くの場合独裁者は失脚すると命を奪われるが、現代においては命は取られないのが普通なので、恥を曝しつつ生きながらえる事になる。橋下徹は過去の過ちを反省する事なく持論を発信し続けている。トランプ大統領に二期目があるかどうかは分からないが、アメリカを偉大にする事が出来なくても、たぶん反省はしないと思う。