政権交代

⚪安倍政権が腐臭を発しているにもかかわらず、その四期目までが取り沙汰されるというのは異常という他ないが、有力な野党が存在しないことがその決定的な原因である。自民党の支持率はかなり低い。有力な野党が現れれば政権交代は十分に起こり得る状況だ。
⚪現在の政党支持率を見てみると、自公合わせて40.4%、野党11.2%なのだが、支持政党無しが自公合わせたよりも多い41.5%である。これは野党が期待されていないからだ。野合と言われようと何と言われようと野党が結束すれば支持率はもっと上がるだろう。
⚪だが、同床異夢の野党各党を結束させるのは容易ではない。そのため剛腕小沢一郎に期待する向きもあるのだろうが、小沢一郎は策士かも知れないが、カリスマ性に欠けるだけでなく、ビジョンも無さそうだ。
⚪今、野党は参院選での候補者一本化などを協議しているそうだが、有権者が野党に期待するような状況が生まれなければ政権交代は起こらないだろう。四期目の安倍政権など想像したくないのだが。