イギリスのトランプ

⚪現在イギリスで保守党の党首選が行われているところだが、そこで本命視されているのがボリス・ジョンソン、イギリスのトランプと言われている男である。その理由は彼の失言ないしは暴言である。しかし伝えられる所ではアメリカのトランプと比べればずっとマイルドな印象である。
⚪ジョンソンについてよくは知らないが、見た目は茶目っ気もありそうで、そんなに悪いやつには見えない。ヒラリー・クリントンのことをサディスティックな看護師みたいだと言ったそうだが、悪意ある発言とまでは言えないような気もする。トランプなんかの悪罵とは異質だと思う。
⚪トランプのキャッチフレーズはアメリカファーストだが、ジョンソンはイギリスファーストなんて言っているのだろうか。もっともイギリスファーストと言ったところで世界を引っ掻き回す力はイギリスには無いと思うが。
⚪イギリス人はユーモアがあると言われるが、ジョンソンもその例に洩れないのかも知れない。ただ、ユーモアには皮肉が込められていることもあるから要注意ではあるが。あまり軽口を叩くのは感心しないが、それだけでアメリカのトランプといっしょくたにされては気の毒な気がする。