セクハラ

⚪財務事務次官がセクハラで辞職した。と言っても本人はセクハラを認めていない。単にセクハラには当たらないと言っているのではなく、事実そのものまで否定するような口振りである。だがそこも少々ブレているように思う。
⚪けれども録音したものまであってなお否定するその頑固さは理解を越えている。しかも財務大臣まで事務次官に同調している。事務次官財務大臣も平常心を失っているのではないだろうか。
事務次官は「あんな酷い会話」と言っていた。「あんな酷い会話」をしたとは認められないのは道理である。事務次官ともなればプライドもあるのだろう。人間誰しも仮面を被っている。その仮面が剥がれ落ちた。最早取り繕う事は不可能である。
⚪それにしても高位高官にある人間を一瞬にして地獄に叩き落とすセクハラとは一体何なんだろう。詰まるところ女に不愉快な思いをさせたということである。勿論それ以上の事をすればセクハラでは済まない。「おっぱい触っていい?」ときたら「ダメです。」で良い訳である。世の中、理不尽な事、不愉快な事、不当な事、許しがたい事で溢れかえっているのだが。