プリゴジンその二

プリゴジンベラルーシに亡命したはずなのだが、結構自由に動き回っていたようだ。誰しも思うのはプーチンが「裏切り者」を許さないだろうということだ。もっともプリゴジンとしては裏切ったつもりはなくて、俺のビジネスを取り上げるなというアピールのつもりだったのかもしれないが。

○とまれ、プリゴジンはその仲間もろとも殺されてしまった。プーチンは白々しくも哀悼の意思を表明した。政治の世界は「仁義なき戦い」だ。今のウクライナ戦争についても善悪の視点でロシアを批判する人が多いが、これまでアメリカが何をしてきたかは一切問題にしない。

プリゴジンは自分が消されることになるとは思ってなかったようだ。彼は直前までアフリカにいてその動画を公開していた。そしてまたロシアに戻ってくるところだった。

プリゴジンプーチンと親密な関係にあったため信頼しきっていたのだろう。案外ナイーブな男だったのかも知れない。