2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

資本主義と社会主義その三

⚪戦前の日本ではマルクスの資本論は国禁の書だった。多分社会主義について論じたりすれば危険分子と見なされたことだろう。だが戦後はこうした制約は取り払われて共産党も合法化された。それでも左翼を忌避する風潮は無くならなかった。 ⚪そしてソ連について…

資本主義と社会主義その二

⚪ソ連が崩壊した時、歴史の終焉と言った人がいた。これで資本主義が永遠に続くというのである。社会主義は一夜の夢だったのだろうか。それは何とも言えないが、確かな事はソ連の社会主義というものが社会主義の唯一の形だとは言えないという事である。 ⚪社会…

野党共闘について

⚪小選挙区制の下では弱小政党に勝ち目はない。にも拘らず野党は離合集散を繰り返すばかりで一向に纏まらない。相変わらず理念がどうとか言っている。失礼ながらそんなにも譲れない理念があるのだろうかと訝しく思う。 ⚪勿論比例代表制であれば、ある程度の議…

米朝首脳会談のことその三

⚪アメリカはこれまで北朝鮮の核開発に対し経済制裁一辺倒で、北朝鮮との直接対話を拒否してきた。ところが北朝鮮はその間にも核・ミサイルの開発を進め、核実験やミサイルの発射実験を繰り返し、最近ではICBMの完成まであと一歩という所まできている。 ⚪…

弔い合戦

⚪先日衆院大阪12区で議員の死去に伴う補欠選挙が行われた。死去したのは自民党所属の議員だったが、補選には自民、維新、野党共闘の三人が立候補していた。 ⚪補選だから特に大きな争点があった訳ではないが、自民の候補が弔い合戦と言っていたのが少し気に…

国民栄誉賞

⚪シアトルマリナーズのイチローが国民栄誉賞の受賞を辞退したことがネットでニュースになっていた。一流のスポーツ選手はその業績が既に社会で認められているので、国民栄誉賞を受賞したからといって一段と声望が高まるとは思えない。 ⚪では何故そのような賞…

お札の顔

⚪元号が改められるのに合わせてお札も新調するようだ。新しい顔ぶれは、渋沢栄一、津田梅子、北里柴三郎だそうだ。いつも思うのだが、こういう人達とお札に一体どういう関係があるのかが分からない。 ⚪それはさておき、新しいお札には偽造防止の為に新技術が…

明智光秀その二

⚪来年のNHK大河ドラマは明智光秀が主人公になるそうだ。明智光秀は初めてではないかと思う。明智光秀と言えば裏切者、そして三日天下。あまりイメージが良くなかったからだろう。 ⚪けれども戦国時代は下克上の時代である。徳川家康も豊臣家を滅ぼして天下…

元号についてその五

⚪古くからの習わしには愛着があるものである。だからそれを守りたい人の気持ちは理解できる。だが元号には重大な欠点がある。近現代に関してはさほど問題はないが、それでも年齢早見表が要ったりする。しかし歴史上の出来事だといつ頃の事かが分かりづらい。…

元号についてその四

⚪三年前にネット上で「令和」を予言した人がいたということが話題になっている。これが本当ならその人は超能力者ということになりそうだが、勿論偶然ということもあり得ないとは言えない。更に言えばサーバーに潜り込んでイタズラをしたとか。 ⚪また「令和(…

観光立国

⚪もう大分前のことだが、今は国民民主党の前原誠司が観光立国と言うのを聞いて訝しく思った事がある。日本は技術立国じゃなかったのかと思ったのである。しかし今日では安倍首相も観光立国という言葉をよく口にする。 ⚪日本は資源小国である。但し水資源、森…

大阪都のことその三

⚪都構想について考えてみた。殆んどの大阪市民にとっては大阪市が無くなろうと存続しようと影響なんか無いような気がする。普段から諸手続きは皆区役所で行っていると思う。事業者だと市役所へ行く事があるかも知れないが、その場合はそれが府庁に変わるだけ…

元号についてその三

⚪今日新元号が公表された。「令和」だそうだ。出典は万葉集ということだが、早速いやそれは中国の古典にあるだろうとの指摘が出ている。日本の古典から取ったと言っても、日本の古典は中国の古典を参照しているから、結局はそうなるだろうとの指摘は前からあ…

天皇制について

⚪今日は新元号が公表されるとあって、テレビは各局共にこの話題を大きく取り上げている。余りに仰々しいのでテレビは朝からつけていない。自分は特に元号を嫌っているのではない。ただ少々食傷気味になるのである。 ⚪しかし世の中には元号を嫌っている人も少…