レジ袋について

⚪昔は市場へ買い物に行く場合は買い物籠を提げて行くのが当たり前だった。ところがスーパーでは客は店が用意した籠に商品を入れてレジに持っていく。すると店員は店が用意した袋に商品を入れてくれる。このシステムはスーパーとしては至極当然の事だった。
⚪しかしこのシステムには資源を浪費するという問題がある。レジ袋だけではない。スーパーでは肉も魚も発泡スチロールのトレイに乗っている。資源の浪費という点ではこちらの方が問題かも知れない。
⚪客が袋を持参すればその分資源の浪費は避ける事ができるが、レジ袋を有料にすれば客は袋を持参するようになるというので、今日ではスーパーはレジ袋を有料にしている。もちろんこれにはゴミの減量というメリットもある。
⚪レジ袋の有料化は店側にはコスト削減というメリットがある。資源の問題もゴミの問題も公共の関心事だがコスト削減は店側の関心事である。ところがコンビニのレジ袋も有料化の動きが出てきた。その理由付けとして海洋汚染の防止が言われている。だがこれには首を傾げざるを得ない。海洋汚染は川や海にゴミを捨てる事が原因だから、こればかりはコンビニのレジ袋を有料化しても殆ど効果は無さそうだ。公共の関心事に便乗してコスト削減を狙っているのではと疑っている。