市長の暴言の件

明石市の市長が市の職員に暴言を浴びせていた事が明るみに出た。市長は道路の拡幅に必要な用地の買収が大幅に遅れているとして担当職員を呼びつけて怒鳴り散らしたのである。テレビで流されたその音声記録からはそれが市長の言とは到底思えないような内容で、火を着けてこいとかまるで地上げ屋である。とにかくヒドイの一語に尽きるとしか言いようが無い。
⚪このニュースが流れた時は当然市長に批判的な意見が多かったようだが、この市長は子育て支援に力を入れていたのに残念といった声も聞かれた。そして、ここからが問題なのだが、本当に市長が言うように職員が七年間も仕事をほったらかしていたのかという点は検証されなかった。
⚪そのため、職員の怠慢も問題だとの声も出始め、コメンテーターからも民間ならそんな職員は降格されるところだが、公務員はそうはならないなどというコメントまで聞かれるようになった。
⚪だが、忘れてならないのはこの市長2011年に市長に当選して現在二期目ということなので、その道路拡幅の件は良く承知しているハズで、しかも事故が多発していて対策が急がれるということも良く承知しているハズなのである。用地買収が遅れているのなら市長としても何らかの手を打つべきではなかったのか。怠慢は市長の方ではないかという気がする。