内閣支持率その三

⚪今月の12日~14日、安倍首相は緊張関係にある米国とイランとの橋渡しをするとの触れ込みでイランを訪問したが、無駄骨折りに終わった。いや、それどころか日本の船会社が運行するタンカーが攻撃されるというおまけまでついていた。
北方領土拉致被害者帰還に次いでこれで三振である。しかしこのイラン訪問で成果が出せるとは誰も思っていなかったのではないかと思う。橋渡しをするのであれば、双方の言い分に耳を傾ける必要があるだろう。けれども安倍はトランプ大統領代理人でしかない。そのことは既にイランでも知られている。
⚪では何故安倍は成果が期待できないイラン訪問を決めたのか。その狙いは選挙である。緊張関係にある米国とイランとの仲を取り持つためイランに飛びました。最高指導者のハメネイ師とも会談し、平和への意思も確認しましたと宣伝するためである。
⚪会談は何の得るところも無かったというのが真相なのだが、そこは普段からマスコミを手なずけてあるので又々外交の安倍を印象付ける解説が溢れる。斯くして内閣支持率は又しても跳ね上がる。これが安倍の描くシナリオだろう。結果が気になる。