ゲイについてその二

⚪あるブログにいきなりゲイにキスをされておもいっきり不快な思いをしたという事が書かれていた。話はそこで終らない。だからゲイなどというものは認められないと言うのである。不快な思いをしたというのは理解できる。だがその次は飛躍である。
⚪その男性はゲイというものは相手が男と見ればいきなりキスをしてくるものだと思っているのだろうか。世の中には常識を弁えない人間はいる。男女も性的指向も関係がない。電車内で痴漢をはたらく男性がいるからといって全ての男性が痴漢予備軍だとは言えないのと同じである。
⚪只、世の中にはある種のゲイがその種の男性の典型のように思われているということはあるかも知れない。革ジャンに鎖といった出で立ちでゲイシーンを楽しむというものである。自由奔放と言えるかも知れない。
⚪そうしたイメージからは男と見れば相手構わずキスをしてくると思われるのも故なしとは言えないかも知れない。だがそれは偏見だと思う。そしてその偏見の背景には感情という御しがたいものが横たわっている。