小池の党

⚪今回の総選挙では小池の党が台風の目だと思われていた。ところが小池の党は失速しているらしい。思えば先の都知事選、都議選は出来過ぎだった。うまい具合に手頃な敵がいてくれた。風も吹いていた。
⚪小池はその勢いに乗って国政進出に着手した。小池は前々から総理の座が目標だった。それが党内で多数派を形成出来なかったので党外からチャレンジしようというのである。
⚪多数派を形成して総理の座に着く事が目標であって、新しい政治の流れを作り出そうというのではない。だから政治の基本姿勢は自民党と寸分の違いも無い。けれども新党を立ち上げた以上、自民党との違いを出す必要がある。
⚪それが原発廃止と消費税の引き上げ凍結だった。だが、そんなものは時間が経てばどうにでもなるもので、一時の方便だと考えた方が良さそうである。築地市場の移転問題だって大騒ぎしただけだった。多分、賢い有権者は百合子の野望に振り回されていたことに気付き始めたのだと思う。