敬老乗車証その二

⚪70歳の誕生日が近づいて来たので区役所から敬老乗車証の交付申請書が送られてきた。京都市の市バスの運賃は230円だが、25枚綴の回数券だと1枚当たり200円である。
⚪これがタダになるのなら有難い話だがタダにはならない。所得に応じて年間3‚000~15‚000円を支払わなければならない。自分は多分3‚000円だろうから月に一度でも外出すれば、それで元が取れる勘定だが、15‚000円だと四度は外出しないと元が取れない。
⚪そうなるとあまり外出しない人にとってはこの制度、あんまり有り難みはないのかも知れない。自分の場合、近くにスーパーもある。銀行はやや遠いから歩いて行くのは少々しんどいが。
⚪ところでこの制度、名目は敬老なのだから収入の多寡によって負担金に差を付けるというのもおかしなものだ。これだと生活支援が目的としか見えない。けれども市民税が非課税の低所得者にまで3‚000円の負担を求めるというのでは生活支援にしても中途半端である。