靖国神社その二

⚪神社にお参りに行く人は普通は何か願い事をしに行くものだと思う。代表的なものとしては合格祈願があるが、他にも色々ある。もちろん物見遊山という人もいると思うがそれでもついでに何か願い事をしているのだろう。
⚪では、靖国神社には何をお願いしに行くのだろう。それがよく分からない。自分の身内の誰かがそこに祀られている人だと、お墓参りに行くようなものとして参拝するのだろうか。だとすると身内の誰一人として祀られてない人には参拝する理由が無いことになる。
⚪ところが8月15日に国会議員なんかが集団で参拝する。何をお願いしにいくのかよく分からない。安倍首相は不戦の誓いをしてきたと言っていた。英霊に向かって「もう戦争はしません。」なんて言っていいんだろうか。今の日本にも自衛隊がある。侵略に対しては戦わねばならない筈だ。
⚪「もう戦争はしません。」だと、先の戦争は侵略戦争でしたと認めたことになりそうな気がする。でもそれだと安倍首相の信条に合わないのではないだろうか。実のところは靖国神社大日本帝国の守護神であって、大日本帝国が消滅した今日では存在理由を失ったのだと思う。にもかかわらず一部の政治家がそこにしがみつくので安倍首相のようにおかしなことを言わざるを得なくなるのだと思う。