ニートの親

ニートの親は動物以下だと言った人がいるそうだ。動物の親は我が子が十分に成長したと見ると突き放すようにして自立させる。それが出来ないニートの親は動物以下だというのである。
⚪なるほどと首肯する人が多いかもしれないが、もっともらしい主張にも大きな欠陥があることがしばしばである。そもそも人間の親は動物の親とは違って我が子ととことん付き合うのが一般である。
⚪けれども多くの場合子供は自分一人で生きていこうとするものである。ところが中には一向に一人立ちしない子供もいて、50才を過ぎても親離れできない子供もいるようである。
⚪これは親が悪いというよりも、子供の方が悪いような気がする。とはいえ、子供を責めても始まらないような気もする。だが動物の場合、ニートというのは無いと思うが、子育てが上手くいってないというのはあるかも知れない。人間も動物も共に悩み多い存在なのだと思う。