私的制裁

⚪大相撲の横綱日馬富士が暴力事件を起こした事を理由に角界を去る事になった。その後も角界で暴力事件が相次ぎ、相撲協会は力士に対する啓発に追われている。暴力が良くない事は言うまでもないが、それは何も力士に限った事ではない。
角界に限らず日本中至るところで暴力沙汰は起こっていると思う。勿論暴力行為は刑法の禁ずるところであって、程度にもよるが、場合によっては刑務所行きである。であれば有名無名を問わず、全て処分は司法の手に委ねるのが妥当ではないかと考える事も出来るのではないか。
⚪喧嘩両成敗と言う言葉もあるが、被害者は真っ白で加害者は真っ黒などという事は無いと思う。日馬富士の件でも被害者の力士は日馬富士の説教を無視してスマホをいじっていたとの話もあった。真偽のほどは分からないが、何処にでもありそうな話である。
⚪けれどもマスコミは角界の古い体質がとか言って問題を大きくする。人間は大昔から変わらない。多分これからも変わらないだろう。最近の事件は付け人を殴ったとかいうものだが、償えないというものではないような気がする。場合によっては人の一生を左右するような事をマスコミは気軽にやっているような気がする。