政治家の質

⚪最近自民党平沢勝栄衆院議員が「この人たち(LGBT)ばかりになったら国がつぶれてしまう」と発言したそうだ。確かに同性愛者ばかりになればそうだが、そういう事はあり得ない。坊さんばかりになっても国はつぶれる理屈だが、平沢議員はどう考えるのだろう。
⚪少し旧聞に属するが、麻生財務大臣は次官のセクハラに関して「セクハラ罪というのはありませんよね。」と威張っていた。違法でなくても批判を受けるような事はある。違法でなければ何をしてもよいと言わんばかりの態度は政治家としてはどうかと思う。
⚪麻生財務大臣は漢字が読めないことで名を上げたが、安倍首相もそれに優るとも劣らぬ漢字音痴のようだ。安倍首相は「云々」を「でんでん」とよんだらしい。確かに「云々」などという言葉は近年ではあまり使わないとは思う。だが、本を多く読んでおればそういう言葉も引き出しの中に入っている筈だ。
⚪漢字が読めなかったりするのは不勉強だからだが、勉強ができばそれでよしという訳ではない。平沢議員は東大卒だが物事をあまり深く考えていないように見える。漢字が読めない事よりも事態は深刻ではないか。