女性蔑視

⚪女は男にとって厄介な存在である。同様に女にとって男は厄介な存在である。だからお互いに避けたい気持ちがある。だが避けてばかりいては人間社会が成り立たない。
⚪ところが東京オリンピックパラリンピック組織委員会の森会長が「会議に女が入ると時間が掛かる」と女は迷惑であると取れるような発言をしたことが大問題になって森会長は辞任に追い込まれた。
⚪しかし気になったのは森会長を批判する人はこの発言は“女性蔑視”であると言っていることである。森会長の心の内は分からないが、一口に女と言っても一様ではない。賢い女もおれば馬鹿な女もいるだろう。それを纏めて“蔑視”する人なんているだろうか。
⚪実は差別を批判する人も差別感情に支配されている。オリンピックだって差別を可視化している。国会議員や企業の管理職に女が少ないと問題視する人はそれらの職業が“高い地位”にあると認識しているのである。恐らく“女性蔑視”を非難している人達だって高卒とか中卒とかを“蔑視”していると思う。