対話と圧力

北朝鮮によって拉致された日本人を全員帰還させるには対話と圧力が必要だと安部首相が言っている。だが自分にはこの意味がよく分からない。
⚪最初、向こうは拉致の事実も認めていなかった。
それが部分的にでも認めるようになったのは、様々な事実が明らかになってきたからだ。話し合っても解決しないものは解決しないと思う。
⚪では圧力の方はどうかだが、日本には手段が殆んど無い。大型のプロジェクションテレビを売ってやらんぞとか松茸を買ってやらんぞとか言っても向こうには痛くも痒くもないと思う。これは冗談ではない。実際にそういう措置が取られていた。
⚪安部首相は北朝鮮の核・ミサイル開発についても対話と圧力と言っている。だが日本はこの問題に主体的に取り組む立場にはいない。アメリカの戦略に追随するだけである。そのアメリカには対話の意志があるとは思えない。「ならず者」との対話など考えられないからだ。武力行使あるのみだと思う。