選択的夫婦別姓について

⚪先に日本記者クラブで行われた党首討論会で記者から選択的夫婦別姓についての賛否が問われたが、安倍首相以外全員が賛成に挙手する中、安倍首相だけがまん中で苦笑いを浮かべながら取り残されていた。安倍首相は直にこのようなやり方について印象操作だと大いに不満をぶちまけたのである。確かに強烈な印象ではある。
⚪選択的夫婦別姓については問題ありとは思うが、安倍首相の論には賛成できない。安倍首相は夫婦別姓は家庭を壊す、共産主義のドグマだと言っているのである。だがこれは事実に反する。中国、朝鮮は夫婦別姓である。また古くは日本も夫婦別姓だった。源頼朝の妻は北条政子だし、足利義政の妻は日野富子である。
⚪選択的夫婦別姓論は男女平等原理主義と個人原理主義から生じた極論であり、御都合主義だと思う。どちらもオカシイのであるが、解決策はある。結婚という制度そのものをなくせばよいのである。
⚪その討論会ではLGBTの権利についても賛否が問われたが自民・公明以外が賛成だったのだが、今世界的な流れになっている同性婚も結婚そのものをなくせばよいのである。因みに女系天皇の問題も天皇制そのものをなくせば解決するのである。