東京2020狂想曲その二

⚪東京でオリンピックをという発想自体が理解に苦しむものだった。東日本大震災という未曾有の大災害の直後にこのようなことを思い付く人の頭の中は一体どうなっているのだろうと思った。
⚪言い出したのは石原慎太郎都知事だが国も反対はしなかった。福島第一原発メルトダウンして復旧の目処も立たないのにである。お祭り騒ぎで深刻な現実を覆い隠そうとしたのだろうか。
⚪オリンピックはブラジルに持っていかれたが、石原は賄賂攻勢で負けたと悔しがった。それで今度こそはと頑張ったのだろう。ライバルを押さえて招致を勝ち取った。だが今それでフランスの捜査当局から捜査が入っている。
⚪しかし東京2020はトラブル続きだった。オリンピックは今や金まみれである。様々な思惑が絡み合ってトラブルが重なるのだろう。だが今度は思わぬ所から伏兵が現れた。新型コロナウイルスである。しかも時期が微妙である。大流行となればオリンピックは中止するしかないが、どうやら安倍政権はウイルス検査を抑制することでウイルスの感染拡大を押さえ込んだように見せようとしているらしい。