銃社会その二

アメリカが銃社会であることはよく知られている。ところがニュージーランドも同様である事が最近あった銃乱射事件で分かった。アメリカではこの種の事件はよくある。そしてその度に銃規制の強化を求める声が高まるのだが、反対意見も根強くあって規制の強化は進まない。
⚪だが、ニュージーランドの首相は事件後直ちに銃規制の強化に乗り出す考えを表明した。ニュージーランドの事はよく知らないが、アメリカのNRAのような強力な銃規制反対の団体は無いのだろう。
⚪ところでその銃規制だが、確かに銃規制を強化すればこの種の事件は減るだろうが、よく言われるように銃が人を殺す訳ではない。銃が規制されても人を大量に殺傷することのできる道具は他にもある。例えばクルマはその一つである。
⚪最近日本であった事件では、高圧洗浄機を火炎放射器のように用いて大勢の人を殺傷しようとしたというのがあった。ところがそれに失敗したので乗り付けたクルマで大勢の人をはねたのである。日本人でさえこれだから、新機軸の発明に長けた欧米人なら何を考え付くか知れたものではない。怖いのは銃よりも人間であるような気がしてならない。