輸出管理

⚪先に日本は韓国に対してフッ化水素等3品目ついて輸出管理を強化する措置を取ったが、韓国はこれが徴用工問題に対する報復措置であると見ている。日本政府はこれを否定しているが、日本側からそうと見られる発言があった事は事実である。
⚪日本政府は韓国の輸出管理体制が不十分であり、不適切な事案が見られると言っているのだが、その事例は明らかにしていない。その後該当する物品の韓国向け輸出について許可申請があり、それについては許可した事を政府が公表した。だが韓国はそれらを国産化するか、調達先を変えるとしている。調達先を他の国に変えても輸出許可の申請は必要な筈だからこれは嫌味なのだろう。
⚪日韓の不和は拡大し、観光客も激減、不買運動も続いている。そうなるとその3品目の受注も途絶えている筈だが、その辺りは報道もされないので分からない。
⚪ところで輸出管理の体制だが、日本政府関係者は日本のそれは100人規模だが韓国のそれは10人規模だと言っている。如何にも韓国の輸出管理体制が貧弱であるように聞こえるが、業務量が分からないので何とも言えない。また経済産業省の能力にも疑問符が付く。複雑怪奇な規制を設けるのは得意らしいが、実効性には疑問符が付く。規制物品のリストはアメリカから貰ったものを日本語に翻訳しているだけで基本的な知識が無いので間違えても気付かない等々。