ホモデウス

⚪サピエンス全史の著者ユヴァル・ノア・ハラリ氏によると人間はいずれ神になるのだそうだ。すなわちホモデウスである。と言うのは人間は遺伝子操作によって様々な生き物を作り出すことが出来るようになるからだそうだ。また老化のメカニズムを解明することによって不老不死を手に入れることが出来るだろうというのである。
⚪遺伝子操作は既に行われている。倫理的な問題があるとして人間の遺伝子を操作することは規制されているが、難病を無くすためなどの目的には許されるようになるだろう。
⚪だがそれで人間が神になると言うのは飛躍し過ぎだと思う。何故なら神は単にアダムとイヴを拵えただけではない。全宇宙を創造したのである。
⚪なおハラリ氏の説には他にも疑問点はある。その一つはホモサピエンスネアンデルタール人を滅ぼしたという説である。ネアンデルタール人がいなくなった原因は他にあるのかも知れない。弱者は常に強者によって滅ぼされるとは限らない。もしそうなら少数民族というものは今頃存在していないだろう。