日本人

⚪日本人というのは日本国籍を持っている人ということでいいのだろうか。確かに法律的にはそうなのだろう。けれどもそれは日本国民ということであって日本人には別の意味がある。つまり日本民族に属しているということである。
⚪ではアメリカ人どうだろう。アメリカ民族というのはネイティブアメリカンのことだろうが、こちらはアメリカを代表するような民族ではない。しかしアメリカにもアメリカを代表するような人々がいる。即ちWASP(白人・アングロサクソンプロテスタント)である。
⚪日本では民族的日本人は日本国籍を離れても日本人扱いされる。画家の藤田嗣治はフランス人になってもフランス人だとは言われない。名前もレオナール・フジタなのだが。国籍は変えられるが民族は変えられない。
⚪たが最近では日本人らしからぬ日本人が増えている。名前からして外国人と思われる人とか、日本語が話せない人とか、一見黒人とか。そういう人は大体はハーフだが、日本のパスポートが使えるからと便宜的に日本国籍を取る人さえいる。国籍だけの日本人では同胞という気がしない。差別しようというのではない。だが、それならノーベル賞とかオリンピックとかで日本人が、日本人がと騒ぐのも止めたらどうかと思う。国籍はいつでも変えられるのだから。