日米安保のこと

アメリカのトランプ大統領が大阪で開催されるG20に先だって又もや日米安保不平等論をぶちまけているそうだ。日本が攻撃を受ければアメリカは日本防衛の為に全力をあげて戦う。だが日本はアメリカが攻撃を受けても何もしない。ソニー製のテレビでそれを見ているだけだと。
⚪そう言われれば何となく申し訳なく感じる人もいるかも知れない。しかし条約の文言がどうあれ在日米軍基地は日本防衛の為に置かれている訳ではない。第一には朝鮮半島有事への備えであり、次に中国、ロシアに睨みをきかせる為である。
⚪常識的に考えてアメリカ本土が攻撃を受ける可能性は殆ど無い。敢えて言えば日本が攻撃を受ける可能性も殆ど無い。いや、尖閣諸島があると言うかも知れないが、尖閣諸島は今でも絶えず中国公船による領海侵犯を受けているが、島嶼防衛は日本の役割となっていて、アメリカは何もしない取り決めだという。
⚪にも拘らず日本は在日米軍の駐留経費の70%を負担させられているというのである。しかもそれは条約に定められた額以上の負担だとのことである。にも拘らずあれこれ言われたのでは立つ瀬が無いと言わざるを得ない。トランプは安保条約破棄まで口にしているらしいが、どうなとしろとブチキレる訳には行かないのだろうか。