日本共産党その二

日本共産党が創立された時、日本は天皇が国の統治者だった。共産主義を掲げる日本共産党は弾圧され、活動家は逮捕投獄された。拷問によって命を落とした人も少なくない。そんな日本共産党天皇制やそれに由来する制度に親和性を持たないのは当然だろう。

○だがそんな歴史とは無縁なはずの戦後生まれの人にも天皇制に強い反感を抱いている人がいて、少々不思議な気がする。と言うのは「れいわ新撰組」に対して「元号なんか党名につけやがって」と激しく憎悪している人がいるのだ。

元号は確かに廃れつつある。なんと京都市の市民しんぶんが一面の年号表記を西暦にしてしまった。ただし他の紙面では括弧書きで元号表記が記載されているが。

○ところがである、日本共産党の機関紙「赤旗」が年号表記は西暦だが括弧書きで元号表記も記載しだした。これは最近の事らしい。「赤旗」の読者は高齢者が多い。「慣れ親しんだ」元号は残しておいて欲しいのだろう。もはや「暗黒の時代」は遠い昔の話なのかも知れない。