COVID19その二

武漢市の封鎖などというショッキングなニュースが飛び込んでくる中、日本での対策は武漢からの入国拒否という消極的なものに止まっていたように思う。けれども事が明らかになったのは感染が既に広まってからだったので、ウイルスはもう日本にも入っていた筈だ。
⚪そして感染者が乗船していたクルーズ船が横浜港に入港した際も乗員・乗客を二週間船内に止め置くだけで積極的な感染防止措置は取られなかったように見える。船内を安全な場所と安全でない場所とに分けるといったことは行われていたというが、あまり厳格には守られていなかったとも言われている。
武漢市では街路なども消毒が行われていたようだが、クルーズ船の中はどうなっていたのだろう。手すりやドアノブなどのアルコール消毒は行われていたのだろうか。また検疫官がマスクのみの着用で船内での活動を行っていたこともあったようだ。政権幹部の危機感も希薄で、対策会議にも出ないで、後援会の新年会に出ていたり、首相自身短時間在席しただけだったりと危機感の欠如が著しい。
⚪だがウイルスの感染は収まらない。ここに来て首相は突然全国の公立校に休校するよう要請した。休校なら金はかからないと考えたのだろう。これで感染者数を押さえられる。子供がと言えば納得が得やすい。場当たり的との思いは拭い去れない。