ドナルド・トランプという男

アメリカ大統領ドナルド・トランプについて彼はビジネスマンであると言う人が多いようだ。したがって彼はディールに長けているというのである。だがこれはロナルド・レーガンは元俳優だから演技が上手いというのと同じであまり意味をなさないと思う。
⚪より本質的なことはトランプが人種的偏見と女性蔑視に囚われた男であり、かつ、極端な自己中心主義者で人格攻撃的性格の持ち主であるということだと思う。オバマ前大頭領に対しても強い反感を抱いておりその政策を覆したのもその現れだと思う。
⚪トランプはメキシコとの国境沿いに壁を建設することを公約に掲げたが、これも人種的偏見が絡んでいると思う。またその壁の建設費用をメキシコに払わせると言っているが、そんな義務はメキシコには無い。全く自己中心的な主張だ。
⚪トランプは戦争を望まないという人もいる。彼はソロバンをはじく。戦争は割りに合わないというのだ。だがそれは違う。トランプはイランの革命防衛隊の司令官を殺害した。これは極めて危険だ。なお殺害が行われたイラクでは議会が米軍の撤退を求める議決を行ったが、トランプは撤退を求めるならこれまでの米軍の駐留経費を払えと応じた。一方的にイラクに駐留して経費を払えは壁の建設費用を払えと同じである。全く自己中心的な主張だ。